侵入犯罪とは?戸建てやマンションを狙う空き巣・忍び込み・居空きの違い

2021年3月10日防犯ニュース侵入犯罪,侵入窃盗,居空き,忍び込み,空き巣

戸建てやマンションなどの住宅を狙う犯罪は減少傾向にありますが、まだまだ後を絶ちません。もちろんオフィスや事務所が狙われることもありますが、やはり被害が多いのは戸建て住宅となっているようです。防犯のためには、どのような犯罪が多いのかを知り、その対策を取っていく必要があります。

防犯を知るためには、犯罪の手口についても知っておかなければなりません。今回は侵入犯罪と、その中でも多い「空き巣」「忍び込み」「居空き」の違いについて解説します。

 

侵入犯罪とは

侵入犯罪とは建物に侵入して行われる犯罪のことです。侵入犯罪には大きく「侵入強盗」と「侵入窃盗(+住居侵入)」があります。

侵入強盗

侵入強盗は、建物に侵入し、脅してお金や物品を強奪することを言います。

侵入窃盗

侵入窃盗は、建物に侵入し、お金や物品を盗むことを言います。

 

住宅対象侵入窃盗の違い

マンションや戸建てなどの住まいを対象にする侵入窃盗には「空き巣」「忍び込み」「居空き」という3つの手口があります。

空き巣(あきす)

留守中に住宅に侵入し、窃盗を行うもの。

空き巣とは?犯罪の手口と対策をチェック!

忍び込み

夜間(就寝中など)に忍び込み、窃盗を行うもの。

居空き(いあき)

在宅中に隙を見て、窃盗を行うもの。

 

窃盗から強盗へ

窃盗は住人に見つかってしまうと、強盗になってしまう可能性もあります。たとえば、空き巣が侵入している間に住人が帰ってきてしまう場合などが考えられます。窃盗を見つけても無理に追い出したり、捕まえるよりも、身の危険を優先して考えるべきと言えるでしょう。

 

侵入犯罪を防止するために

侵入犯罪を防止するためには、建物への侵入を防ぐことにあります。下記は、その防犯対策の具体例になります。

・戸締りをする

・鍵を付ける(2つ以上)

・センサーライトを付ける

・防犯カメラを付ける

・地域での挨拶や声掛け etc…

器具の設置などは費用も掛かりますが、安心・安全のために必要なものですし、難しいようであれば簡単に実施できるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

最後に

侵入犯罪について分かりやすく解説しました。本来は心休まるはずの住まいですが、こうした犯罪に遭うリスクも考慮しておかなければなりません。できる限りの防犯対策を取り、安心・安全の環境を整えるようにしましょう。

これらは警察庁が運営する「住まいる110番」で紹介されているものを分かりやすくまとめましたので、防犯についてもっと知りたい方はご覧ください。

 

■住まいる110番

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html