空き巣とは?犯罪の手口と対策をチェック!

2021年3月10日防犯ニュース侵入犯罪,侵入窃盗,空き巣

空き巣とは?犯罪の手口と対策をチェック!

近年では減少傾向にある空き巣被害ですが、いつ自分の身に降りかかるか分かりません。被害に遭わないようにしっかりと対策を講じておくことをオススメします。今回は侵入窃盗のひとつである「空き巣」について、解説していきます。

 

空き巣とは

空き巣とは留守宅に忍び込みお金や物品などを盗む事、あるいは盗む人のことを指します。逆に在宅中に忍び込むのは居空き・忍び込みなどと呼び、住宅対象とした侵入犯罪は主にこの3つとなります。

この3つの中で最も多い被害件数となるのが空き巣で、全体の約6~7割程度になっています。次に多いのは忍び込みで全体の約2~3割、最も少ないのは居空きで全体の1割にも満たない数値です。

侵入犯罪とは?戸建てやマンションを狙う空き巣・忍び込み・居空きの違い

 

空き巣が入る時間帯

空き巣は留守宅を狙うため、他の犯罪とは異なり、日中の人が家にいない時間帯になります。空き巣も住民と鉢合わせることを避けたいわけですから、家に帰ってから荒らされる室内を見て、犯罪被害に遭ったことに気づくことになります。空き巣に入られてしまったら、迷わず警察に通報するようにしてください。

 

空き巣が狙う住まい

空き巣に遭うのは一戸建て住宅が多くなっていて、全体の約7割程度になっています。その他の約3割がマンションなどの共同住宅で、低層階の方が被害に遭いやすくなっています。ただし高層階でも被害に遭っているケースも見られるので、十分に注意したいところです。

 

空き巣の手口

空き巣の住まいへの侵入手口で最も多いのは「ガラス破り」です。ガラス破りは文字通りガラスを壊して鍵を開け侵入することを意味します。ガラス破りにはマイナスドライバーなどのような一般的な工具を使う豊富尾やガスバナーなどでガラスを焼き切るような方法もあります。防犯対策の不十分なガラスだと、いとも簡単に破壊されてしまうので、十分に気を付けなければいけません。

次に多い手口は「無締り」です。無締りというのは、つまり鍵を掛けていない、無施錠の状態を言います。無締りには玄関はもちろんですが、窓などにも当てはまることでしょう。「ガラス破り」よりやや被害件数は少なくなりますが、ほぼ変わらない数値ですので、防犯意識を高めていかなければなりません。

続いて「施錠開け」や「ドア錠破り」、「戸外し」の順に被害件数は少なくなりますが、「ガラス破り」「無締り」は圧倒的多数となっています。

 

空き巣の侵入経路

空き巣が侵入する経路は大きく「玄関」と「」の2か所です。特に一戸建て住宅では「窓」からの侵入が多く、マンションなどの集合住宅では戸建てに比べて「玄関」からの侵入が多くなります。空き巣対策には、この2か所を重点的に確認した方が良いということになります。

 

空き巣対策

空き巣対策としては、やはり防犯意識を高めるということから始めなくてはならないでしょう。まずは玄関や窓の施錠をしてください。少しの時間だから、盗まれるものがないからという油断が危険を生むことになります。被害に遭ってからでは遅いので、今すぐに行動すべきです。

防犯設備・防犯グッズ

防犯性能の高い住宅設備や防犯グッズなどを購入すると、より被害に遭いにくくなります。防犯カメラ、センサーライト、防犯ブザー・防犯アラームなど必要な設備を整えておくと良いでしょう。

ホームセキュリティ

空き巣というのは犯罪のプロとも言えます。それに対して住民は素人であり、いつ攻めてくるか分からない相手に対策を講じなければなりません。これは非常に不利な事です。そのためにホームセキュリティというサービスがあります。ホームセキュリティというのは防犯対策のプロに守りを任せるということになります。自分自身で対策をするより費用は掛かってしまいますが、住まいの安心・安全を確保するために、検討してみるのも良いでしょう。

業界NO.1のセコムが提供するホームセキュリティとは?

 

データ元:令和元年の刑法犯に関する統計資料