オレオレ詐欺と振り込め詐欺の違い!

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急速に被害者が増加しているオレオレ詐欺。近年では振り込め詐欺とも呼ばれています。その違いはどこにあるのか、ご紹介していきたいと思います。

 

オレオレ詐欺とは

オレオレ詐欺とは、電話などで息子や親戚を名乗って金銭などを騙し取る詐欺の手口を言います。「オレだよ、オレ!」と身内かのように電話を掛けてくることから、オレオレ詐欺と言われています。

身内として信用された後は事件や事故、トラブルの解決に金が必要と説明して、銀行口座への振り込みを要求したり、受け子と呼ばれる別の人物に現金を渡すように指示したりします。

オレオレ詐欺と振り込め詐欺の違い

オレオレ詐欺は振り込め詐欺の一種です。同一のものと認識されている方も多いかもしれませんが、正しくは異なります。

オレオレ詐欺の手口が多様化する中で、名称と実態が合わなくなってきたことから、類似する詐欺の総称を「振り込め詐欺」としました。

振り込め詐欺にはオレオレ詐欺として知られる「なりすまし詐欺」の他に、「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」などがあります。

さらに振り込め詐欺は特殊詐欺の一種で、特殊詐欺には振り込め詐欺の他に「金融商品等取引 名目の特殊詐欺」「ギャンブル 必勝法情報提供 名目の特殊詐欺」「異性との 交際あっせん 名目の特殊詐欺」「キャッシュカード 詐欺盗」などがあります。

オレオレ詐欺の防犯対策

オレオレ詐欺の手口は多様化していますので、これをすれば大丈夫!というのは決してないでしょう。詐欺集団は次々に新しい手口で巧妙に犯罪行為をしてきます。油断しないように、できる限りの防犯対策をするようにしてください。

具体的な対策については下記が推奨されています。

元の電話番号を確認

「電話番号が変わった。」という場合には元の電話番号に連絡して確認するようにしましょう。

合言葉を決めておく

近しい身内とは電話などで定期的に連絡することも重要です。その際に合言葉を決めておくと、いざという時の本人確認手段となります。

留守番電話にする

留守番電話になると犯人は電話を切るため、オレオレ詐欺の被害防止につながります。

最後に

オレオレ詐欺の被害に遭っているのは圧倒的に高齢者が多い状況です。高齢者は特に気を付けるべきで、また親族の方々は注意を促し、防犯対策を取るように心掛けてください。