【防犯対策50選】住まいや財産を空き巣などの犯罪から守る

2021年3月22日防犯ニュース防犯対策

【防犯対策50選】住まいや財産を空き巣などの犯罪から守る

防犯対策といっても様々な方法があります。昔から言われている日々の心掛けでできる防犯対策もあれば、防犯サービスや防犯グッズなどは次々に新しいものがリリースされています。

今回の記事では『防犯対策50選』ということで、一般的な防犯対策をご紹介しています。当たり前のこともありますが、この機会に見直してみてください。

戸締り

戸締り

防犯対策においては基本中の基本。戸締り(とじまり)をきちんとしましょう。短時間の外出であったとしても油断をしないてください。また玄関はもちろん、窓や勝手口なども戸締りできているかチェックしてください。

戸締りとは?【防犯対策の基本】戸締りのポイントをチェック

足場になるものを家の周辺に置かない

家の周辺に足場があると、そこから2階への侵入を許してしまうことになります。物置やエアコンの室外機、車庫などの位置に気を付けて侵入を防ぐように対策を講じる必要があります。

2階から侵入を防ぐ!物置など足場になるものに注意

合鍵を家の外に隠さない

合鍵を家の外に隠さない

よくある郵便ポストに合鍵を隠すというのは、絶対にやってはいけないことのひとつです。誰かの目につく、手が届くようなところに鍵を隠しておくのはやめましょう。

近隣住民との声掛け

近隣住民との声掛け

日頃から近隣住民とコミュニケーションをとっておくのも重要な防犯対策とされています。見知らぬ人が来たら知らせる、声を掛けるということで、空き巣などの犯罪者は行動を起こしにくくなります。

電気を付ける

電気を付ける

暗くなっても電気を付けていないということは留守にしていることを察知されてしまいます。あらかじめ時間になったら電気がつく、あるいは最近ではスマートフォンなどを使ってリモートで照明をつけるなどの対策が有効です。

カーテンを開ける

カーテンを開ける

明るいうちにカーテンが閉まっているというのも留守を知らせることにつながります。外からの視線が気になる場合にはレースを掛けるなどして対策しましょう。

植栽や垣根を低くする

侵入者は外からの視線を避けるために、植栽や垣根・塀などに身を隠します。不必要に背の高い囲いは逆に犯罪者の隠れ蓑になってしまう場合があります。外から見通しの良いフェンスなどが望ましいとされています。

防犯パトロール

地域住民のボランティアによって行われる防犯パトロールも有効です。警察によるパトロールにも期待したいところですが、パトロールに避ける人員にも限界があります。犯罪のない地域づくりのために、地域住民が互いに協力しなければなりません。

家の鍵を見せない

防犯標語「いいゆだな」のひとつで、子供が家に入るときに鍵をなるべく見られないようにすることが防犯につながるとされています。子供が鍵を持っているということは、親が家にいない→侵入しやすいと考えられてしまいます。

家の周りを見る

こちらも「いいゆだな」のひとつで、鍵を開ける際には不審者が近くに潜んでいないか辺りを良く見るようにしましょう。鍵を掛けた途端に押し入られてしまう可能性があります。

郵便物を溜めない

郵便物が溜まっていると長期的に留守であることを周囲に知られてしまいます。旅行などで長期不在にする場合は、新聞を止めておくなどの対応をしましょう。「いいゆだな」の「ゆ」にあたる防犯対策です。

郵便ボックスに鍵を掛ける

郵便ボックスは個人情報のオンパレードです。名前はもちろん、内容物によっては様々な情報が漏れてしまいます。郵便ボックスには必ず鍵を掛けて、個人情報を守るようにしてください。

誰もいなくても「ただいま」

子供に「家に帰ったらただいまを言いなさい」と教えている家庭も多いでしょう。もちろん子供が家に帰ったことを家人に伝えることが目的ですが、防犯対策の観点からは誰もいなくても「ただいま」を言うのが推奨されています。「ただいま」を言えば家に大人がいることを周囲に伝えることになりますし、もし家に空き巣がいた場合には鉢合わせしないように逃げ出してくれるでしょう。

洗濯物を部屋干し

洗濯物が長時間干しっぱなしになっていると留守にしていると感づかれてしまいます。また女性ものであれば、被害に遭う可能性も高くなるでしょう。洗濯物は部屋干しの方が安全ですが、どうしても外に干したいのであれば、防犯対策をしっかりと行っておいてください。

不審者情報のチェック

地域で不審者情報がでていないかチェックしましょう。もし不審者が出ていたら、防犯意識を高めるように地域で協力するようにしてください。不審者情報は下記からチェックすることも可能です。

不審者情報センター

全国の治安情報 – ガッコム安全ナビ

防犯マップ

家の周辺に犯罪に巻き込まれる危険がないかマップを作ることも防犯対策につながります。小学校などでは、そうした活動をしているところもあり、自主的に取り組むことで防犯意識の向上にも役立ちます。

SNSへの投稿に注意する

旅行先の写真や出来事をSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)に投稿することも多いと思います。そうした情報は家を留守にしていることを周囲に知られる要因になります。犯罪者=知らない人ではないかもしれませんので、十分な注意が必要です。

1階を避ける

犯罪者に侵入されやすいのは1階です。マンションやアパートなどの住まいを検討されている場合には、上層階の方が防犯の観点から優れていると言えます。ただし最上階は屋上からの侵入も考えられますし、中層階でも侵入されないわけではありませんので、油断は禁物です。

留守番電話のメッセージを確認

今は誰もが携帯電話を持つ時代ですから、家の電話は少なくなっていると思います、家の電話に掛けて誰も出なければ留守であることが分かってしまいますので、なるべく留守番電話が望ましいと言えますが、その場合でも外出や留守ではなく「手が離せないため」などのメッセージにしておくと良いでしょう。

住人が女性と推測されないようにする

洗濯物で住人が女性かどうか推測されやすいと前述していますが、カーテン(かわいい柄)や出窓から見える小物(ぬいぐるみなど)でも同様のことが言えます。女性が住んでいると狙われやすいため、家の外観にも十分に注意を払ってください。

表札は名字だけ

表札は荷物や手紙を受けるのに重要な役割を果たします。ただ名字だけではなく名前まで入れてしまうと、個人情報として悪用されてしまい兼ねませんので注意しましょう。

指定日以外にゴミを出さない

指定日以外にゴミが出されているのを見れば、地域でのつながりが薄いということが察知されます。こうした些細なことが空き巣などの犯罪者を寄せ付けるリスクを生むことを知っておきましょう。

マンションでは管理人を常駐させる

マンションに管理人がいれば不審者を見つけやすくなります。できれば常駐してもらいたいところですが、費用も掛かり、個人で決めることはできないため、管理組合に相談するなどしてみてください。

敷地内を清掃、整理整頓

敷地内が汚れていれば、管理が行き届いていないことが分かります。犯罪者が狙いを付けるポイントになりますので、清掃をしっかりと行い、整理整頓を心掛けてください。

貴重品は別々の場所へ

もし空き巣に入られてしまっても被害を最小限に抑えるために、貴重品は別々の場所にしまっておくようにしましょう。特に通帳と印鑑を同じ場所に管理することのないようにしてください。

現金はなるべく置かない

多額の現金は室内に置かないようにしましょう。銀行に預けておくのが最も安心・安全です。

 

以上までが、日頃からの心がけで、すぐにでも始めやすい防犯対策です。以降では防犯サービスやグッズの紹介になります。費用負担はありますので、必要なものの導入を検討してみてください。

ホームセキュリティサービス

セコムやアルソックといった、ホームセキュリティサービスが防犯対策には有効です。ホームセキュリティというと富裕層向けともとらえられますが、月額たった数千円程度から始められますので、安心・安全のために導入される家庭も多いようです。サービスの内容は各社によって異なりますので、比較検討してご自身にあったサービスを選択してください。

業界NO.1のセコムが提供するホームセキュリティとは?

防犯カメラ

防犯カメラが設置されて入れb、犯罪者は容易に行動することはできません。住まいはもちろんですが、夜間に人がいなくなるオフィスや事務所、店舗での導入も必須と言えるでしょう。

センサーライト

人が近づくと点灯するセンサーライトも防犯には有効です。犯罪者は暗闇に隠れます。センサーライトを設置して、動くものがあれば明かりを照らし、寄せ付けないようにしましょう。

防犯ガラス

空き巣の手口に多いのが、窓ガラスを割って侵入するものです。そのため簡単に割れないよう防犯ガラスを設置しておくと被害を防ぐことができます。

防犯フィルム

防犯ガラスに交換するのは費用が高額になりますので、既存の窓ガラスに防犯フィルムを貼ることで、窓ガラスを強化することが可能です。

防犯アラーム・防犯ブザー

もし窓ガラスが割られたら、センサー付きの防犯アラームや防犯ブザーで家の人や周囲に知らせるように対策しましょう。

防犯ステッカー

防犯ステッカーを外から見えるところに貼ることで、一定の効果があります。実際には何の対策をしていなかったとしても外からは見抜けません。ただし十分ではないので、あくまで方法のひとつとして考えるべきと言えます。

防犯性能の高い鍵

戸締りをしっかりしていても、防犯性能の低い鍵では簡単に破られてしまいます。ピッキングで空きにくい鍵など、防犯性能の高い鍵に交換しておくと良いでしょう。

補助錠

ワンドアツーロックという言葉があります。ひとつのドアには主錠と補助錠の2か所の鍵をつけるべきという考え方です。不審者の侵入を防ぐ、または侵入に時間を掛けることで被害に遭うリスクを建言することができます。

防犯性能の高いドア

鍵だけではなく、ドアそのものも防犯性能を高める必要があります。ドアに穴を開けられたり、外されたりすることがあります。玄関はもちろんですが、勝手口などのドアも対策を十分にしましょう。

ドアチェーン・ドアガード・ドアアーム・ドアバー

自宅にいる際に侵入されない対策として、ドアチェーン(ドアガード、ドアアーム、ドアバー)があります。ドアチェーンをすることで、鍵を開けたときに外部から不審者の侵入を防ぐことができます。鎖状のもの、U字型のものなどがあります。

ドアスコープ

ドアスコープとは、ドアの内側から外部をみることができる覗き穴のようなものを言います。インターホンが鳴った時、すぐにドアを開けるのではなく、ドアスコープから不審者がいないかとうか確認することで、侵入を防ぐことができます。

モニター付きインターホン

ドアスコープよりモニター付きインターホンがあれば、さらに安心です。玄関に取り付けたカメラで来客者の顔が見えるので安心して、迎え入れることができます。普通はマイクも付いているので、見知らぬ人であれば要件を聞いて、対面を断るようにしましょう。

ガードプレート

侵入窃盗には、ドアと壁の隙間にバールを差し込み、無理やりドアの鍵(かんぬき)を壊す手口もあります。これを防ぐのがガードプレートです。ドアと壁の隙間にカバーをする形になるので、バールを差し込むことができなくなります。

砂利(じゃり)

砂利を踏むと音が鳴るので、不審者が近づいていることを知らせてくれます。家の周囲に敷き詰めておくことで、防犯対策になります。

雨戸

雨戸というと雨風を防ぐためのものに聞こえますが、防犯対策にもなります。窓ガラスだけだと破られますが、強固な雨戸があれば不審者は侵入をしにくくなります。

シャッター

車庫にはシャッターを付けて不審者が侵入できないようにしましょう。暗い車庫に簡単に侵入されてしまうと、身を隠しやすくなってしまいます。台風などの防災対策にも効果的です。

面格子

窓からの侵入を防ぐために面格子を取り付けるのも効果的です。また面格子も不審者によって外されてしまうことがあるので、気を付けてください。

サムターンカバー

サムターンというのはドアの鍵を閉めるツマミのことです。鍵の掛かったドアでもドアに穴を開けられて特殊な器具を使い、サムターンを回して解錠されます。サムターンにカバーを掛けておくことで、器具による解錠を防ぐことができます。

郵便受け・新聞入れに受け箱

ドアに付いている郵便受けや新聞入れから器具を伸ばして、鍵を開けられてしまうこともあります。郵便受けや新聞入れには受け箱を用意し、器具を入れられないように対策しましょう。

護身術

護身術も防犯対策のひとつと言えるでしょう。空き巣であれば対峙することはありませんが、強盗には身を守るための護身術が有効です。ただし一朝一夕には身につけることができないですし、実践において中途半端な技術では逆に相手の怒りをかってしまうので注意が必要です。

護身用品

護身用品は一般的に販売されています。母神用品にはスタンガンや催涙スプレーなどがありますが、持ち歩くのは法律に触れるのでやめてください。自宅に置いて侵入者に使うのが良いでしょう。ただし母神用品を相手に取られてしまうと逆に危険を招いてしまいますので、十分に気を付けてください。

金庫

現金などは基本的に自宅に置いておかない方が良いでしょう。どうしてもという場合には金庫を購入し、しっかりと保管しておいてください。また金庫ごと持っていかれないように、見つかりにくいところに、しっかりと固定しておくのが望ましいといえます。

番犬

防犯対策としては古典的ですが、番犬を飼うというもの一つの方法です。しっかりと躾けることで不審者に吠えて異常を知らせてくれるはずです。

最後に

防犯対策に完璧はありませんので、十分に講じる必要があるでしょう。ただ全てを網羅するのではなく、自分に合った防犯対策を取捨選択して、安心できる暮らしを目指してください。